【続】期間限定ダーリン
あたしが好きな、ハニバニの歌。


あたしが歌いたかった、慶吾さんへの想いがいっぱい詰まっている、ハニバニの歌。

それを慶吾さんが歌っていたんだ・・・。


そんな小さな偶然だけど、それが嬉しくて思わず涙があふれてしまった。



「・・・美玖?」


「な、なんでもない・・・ですっ。」


あわててメイド服の袖で涙を拭こうとすると、慶吾さんがあたしの腕をつかんでしまった。


「泣かないで、俺のメイドさん。」


そう言ってあたしの涙をすくい、軽く唇にキスをかわした。
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