【続】期間限定ダーリン
まだ突然のキスには慣れないようで、美玖はいつものように顔を赤く染めていた。


俺が手を差し出して、そろそろ歩き出そうとしたそのときだった・・・。



「もしかして、美玖?」


「え、涼ちゃん??」

甘さを表には出さないようなシンプルな香りとともに現れたのは、そこら中にはいないような、整った顔立ちをしたやつだった。


「久しぶり!」とお互い言い合い、二人はまるで俺などはじめっからいなかったかのように話をし始めた。



「美玖、しばらく見ない間にかわいくなったな。」


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