【続】期間限定ダーリン
俺は美玖の彼氏だ。多分・・・いや、絶対!!

何よりも右手の薬指についている指輪がその証拠だ。


こんな、いきなり出てきたようなやつに俺が負けるわけがない!!



「美玖の髪の毛さらっさらだよな~♪」

そういってやつは慣れた手つきで美玖の頭をくしゃくしゃっとなでた。



ブチッ。

この瞬間、今まで一生懸命保っていた【彼氏】としての表の顔が崩れた。



「俺、帰るわ。」


どうしても楽しそうに話す二人を見ていられなかった。
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