【続】期間限定ダーリン
俺は一度彼女に微笑みを見せた。


俺の予想ではきっと、彼女は不安だったんだと思う。彼氏とは言っても、俺は2つも年上なわけだしな!


敬語だったものを変えるようなタイミングがなかっただけなんだ。


「いい、の??」


「あたり前じゃん。俺の彼女だろ?」

【彼女】という言葉を聞いた瞬間、美玖の表情は柔らかく笑みを見せた。


それだけのことでいちいち高く弾む心臓に、少しイライラしてしまう。


「嫌?」
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