【続】期間限定ダーリン
「嫌じゃないよッ!!」

ころころと変わる、こいつの表情が好き。


「呼べよ?美玖。」

抱きしめたくなる衝動をぐっとこらえ、彼女のほほを左手で触れた。


すぐに顔が赤くなる。


初めて会ったときは気が強かったのに、いまはこんなに素直な反応を見せてくれる。



「呼んで?」

恥ずかしさからなのかわからないけど、美玖の瞳はますます潤いを帯びていた。

< 72 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop