【続】期間限定ダーリン
「桜。俺は離れないし、消えたりしない。だから、ちょっと手ぇ離して?」
思ったより彼の声のトーンが優しかったのと、彼が私の心をわかってくれていたことにびっくりして、私はすぐに手を離した。
莉央は
「ありがと。」
とつぶやいて車の助手席のドアを開けた。
「本当は今日、伝えるつもりだったんだ。だけど、車の中に忘れてしまってたんだ。」
ちょっと照れくさそうに髪をかきあげた後、莉央は私に小さな箱を渡した。
「これって・・・!?」
思ったより彼の声のトーンが優しかったのと、彼が私の心をわかってくれていたことにびっくりして、私はすぐに手を離した。
莉央は
「ありがと。」
とつぶやいて車の助手席のドアを開けた。
「本当は今日、伝えるつもりだったんだ。だけど、車の中に忘れてしまってたんだ。」
ちょっと照れくさそうに髪をかきあげた後、莉央は私に小さな箱を渡した。
「これって・・・!?」