俺様社長の恋の罠
「はい、私も崇人さんを愛してます。よろしくお願いします」
そんな決意をして頷いた私に、崇人さんも微笑んでくれる。
それから顔が近付いてきて、私は会社だということも忘れて目を瞑った。
柔らかい感触が唇に触れて、ああ、幸せだなと……思ったのだけれど。
「んっ!」
触れるだけのキスだと思ったのに、舌が入ってきて思わず目を開く。
楽しそうに、いたずらっ子のように目を細めた崇人さんと目があった。
「んっ、ふ、ぁっ」
舌を吸われて、絡まって、崇人さんのキスに弱い私はあっという間に身体に力が入らなくなって崇人さんにしがみつく。
そんな私を崇人さんは膝の裏に手を入れて抱えあげた。