俺様社長の恋の罠

確かにここで何度も抱かれてるけど、それはもう夜だったし。


私がそう考えてる間にも崇人さんは私のブラウスのボタンを外し終えて胸に顔を埋めてる。


「で、でもお昼食べないと」


「食事より今は美月が食べたい」


真顔で即答されてぐっと言葉に詰まる。


くっ、絶対私が拒まないって分かっててやってる。


「美月、本当に愛してるよ」


そう言ってキスされて、私もって言いたくて、私は崇人さんの身体にぎゅっと抱きついた。


耳元で崇人さんが笑うから身体がつい反応してしまう。


そんな私の顔を崇人さんは間近でじっと覗きこんでくる。


「ほんとに美月はかわいい。まあ、清水の言う通り婚約者って紹介した方が悪い虫もつかなそうだし。自慢できるし、そうするか」


そう言われてまた深いキスをされて、気持ちよくて蕩けそうな私を崇人さんも甘い笑顔で見つめている。


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