こんな人生やってられない（現在）

その頃私は施設の周りの森を通りぬけ
グランドらしき所を見つけた
そして森が多いせいか
桜の木がたくさんあり
桜の花びらがたくさん舞っていた

私は桜の木に近づき耳をあてる
そして桜の木に「ここに何年いるの？」と話しかける
そして上を見上げると桜の木が
笑いかけているように見えた
（うち疲れているのかな）そう思いながら
桜の木の下に座り込みながら地面に
「幸せになりたいだけ」と手で書いた

すると後ろからいきなり大声で
「やっと見つけた！」と息を切らしながら
走ってくる新田先生の姿があった

私は急いで地面にかいた文字を消して
新田先生から離れる
すると新田先生が
「なんで逃げるの？今はみんな部活の時間だろ」というと
私は初めてそこで新田先生と話す事となる

「なんで部活に出ないといけないの」　
　普通の中学でも帰宅部はあるし
　しようがしまいが関係ないぢぁん」というと
新田先生は悲しそうな顔をしながら

「鈴木さんはなんのためにここに来たの？」といって
私隣に座ってきた

私は
「父親に殴られるのが嫌で警察を呼んだら
　ここに案内された」というと

「それは鈴木さんは幸せになりたいってことだろう？」
といってきて私はビックリして

「まさかさっきの見たの？」というと

「ん？なんのこと？」という

この男はなんなんだと思った
すると新田先生が
「鈴木さんは本当はいい子だって俺は
　思っているからこうやって探しにきたんだよ
　なんかほっとけないから」といい
笑顔で話しかけてくる

でも当時の私は人を信用出来なく
そんな優しい言葉を投げ捨てるのである

「こうゆう仕事って大変ですよね
　いい子ぶってお金もらえていい仕事ですよね」
といい私は走ってその場から離れた

（なんも知らないくせに）そう思いながら
必死に走った