「波留、桜の花もう少しで咲きそうだよ…」



波留の手を握り、波留が目を覚ますように願った。



そんな願いも叶わず…



「波留…っ…」



桜の花が咲き始めた頃、




「帰ってきてよ、波留……ゥ!」




波留は帰らぬ人となった。
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