卒業までに、俺を好きになってくれないか
5日目
部活が始まった
朝練で早く学校に行くので
宮原君と鉢合わせの心配が
なくなった
普通通りに登校する
「おはよ!和久井さん!!こっちね!!」
「オハヨウゴザイマス」
そこは、ゴッソリ席替えされた
女子の塊だった
1番後ろから、1番前になった
変わらないのは、窓辺だということ
男子達が、何の席替えだ!!って
抗議してたけど
「和久井さんは、女の子だから
私達と近くの方が、何かといいの!!」
「先生の許可も貰ったのよ!!」
私は、この子らの役に立ったらしい
どぉーでもいいけどね
席なんて、何処だっていいもん
後ろの女の子が声を掛けてきた
「和久井さん、この席嫌だった?」
振り返ると、宮原君の姿が見えた
「イイエ」
とだけ、言って前を向いた
ナンだろう?
凄く、悲しそうだった
宮原君には、もっとお似合いな人がいる
病人の看病なんて、似合わない
「コホ」
黒板の近くは、チョークの粉が舞うので
気持ち悪い
私は、病人ではないけど
このチョークの粉が苦手
忘れてた…
窓開けたいな…
どうしよう
保健室行こっかな…
部活が始まった
朝練で早く学校に行くので
宮原君と鉢合わせの心配が
なくなった
普通通りに登校する
「おはよ!和久井さん!!こっちね!!」
「オハヨウゴザイマス」
そこは、ゴッソリ席替えされた
女子の塊だった
1番後ろから、1番前になった
変わらないのは、窓辺だということ
男子達が、何の席替えだ!!って
抗議してたけど
「和久井さんは、女の子だから
私達と近くの方が、何かといいの!!」
「先生の許可も貰ったのよ!!」
私は、この子らの役に立ったらしい
どぉーでもいいけどね
席なんて、何処だっていいもん
後ろの女の子が声を掛けてきた
「和久井さん、この席嫌だった?」
振り返ると、宮原君の姿が見えた
「イイエ」
とだけ、言って前を向いた
ナンだろう?
凄く、悲しそうだった
宮原君には、もっとお似合いな人がいる
病人の看病なんて、似合わない
「コホ」
黒板の近くは、チョークの粉が舞うので
気持ち悪い
私は、病人ではないけど
このチョークの粉が苦手
忘れてた…
窓開けたいな…
どうしよう
保健室行こっかな…