卒業までに、俺を好きになってくれないか
「和久井さん?」
私の後ろの女の子が、宮原君と同じように
授業中、声を掛けてきた
「辛いんじゃない?」
どうしよう
「先生!私、和久井さんを保健室に連れて行きます!」
背中を支えられ、教室を出た
ごめん… 名前、知らないや
「加藤 成美だよ!よろしくね!」
「アリガトウ」
「和久井さん、チョークのにおいが
ダメなんじゃない?」
加藤さんは、私の心が読めるの???
「私の仲良かった子が、席替えで
前になると、具合悪くなってたから」
今更、席を戻す訳にもいかない
「ワタシ、ビョウキダカラ」
「りっちゃんさ、昔から宮原君が好きでね
和久井さんに、席替えを強要したんじゃないかな?違う?」
「キョウヨウジャナイ」
他人とこんなに話すことないから
緊張で、倒れそう…
「何か困ったことがあったら言ってね!」
加藤さんは、凄く良い子だ
「あのさ、江梨奈ちゃんって呼んで良い?
私のことは、成美って…呼んで!」
「ナルミチャン」
「ふふっ 後で連絡先交換しようよ!」
「へ?」
「だって、今、お友達になったじゃん?」
友達が出来た…
保健室に入って、ベッドに横になる
1限が終わると、成美ちゃんは
可愛いメモ用紙に番号を書いてきた
「私の番号だよ!」
本当に、教えてくれた
私のスマホは、チャラチャラしてて
見せられないので
「ワタシ、イマモッテナイ」
「なら、夜に電話、頂戴!!」
「ウン」
私は、早退した
入学して、もう2度目
瀬奈が、心配そうに玄関にきた
「私…」
「学校辛いのか?」
「友達が出来た…」
「そうか… え? 友達? 宮原君?」
「女の子、成美ちゃん」
瀬奈の喜びようは、凄かった
友達出来たリエ
撮影会になった
ナンデ?
夜、少しお話しをして、電話を切った
〝また、明日ね!〟
なんて、初めて言われたし、言った
くすぐったい気持ちだった
初電話のリエ撮影会もあった…
私の後ろの女の子が、宮原君と同じように
授業中、声を掛けてきた
「辛いんじゃない?」
どうしよう
「先生!私、和久井さんを保健室に連れて行きます!」
背中を支えられ、教室を出た
ごめん… 名前、知らないや
「加藤 成美だよ!よろしくね!」
「アリガトウ」
「和久井さん、チョークのにおいが
ダメなんじゃない?」
加藤さんは、私の心が読めるの???
「私の仲良かった子が、席替えで
前になると、具合悪くなってたから」
今更、席を戻す訳にもいかない
「ワタシ、ビョウキダカラ」
「りっちゃんさ、昔から宮原君が好きでね
和久井さんに、席替えを強要したんじゃないかな?違う?」
「キョウヨウジャナイ」
他人とこんなに話すことないから
緊張で、倒れそう…
「何か困ったことがあったら言ってね!」
加藤さんは、凄く良い子だ
「あのさ、江梨奈ちゃんって呼んで良い?
私のことは、成美って…呼んで!」
「ナルミチャン」
「ふふっ 後で連絡先交換しようよ!」
「へ?」
「だって、今、お友達になったじゃん?」
友達が出来た…
保健室に入って、ベッドに横になる
1限が終わると、成美ちゃんは
可愛いメモ用紙に番号を書いてきた
「私の番号だよ!」
本当に、教えてくれた
私のスマホは、チャラチャラしてて
見せられないので
「ワタシ、イマモッテナイ」
「なら、夜に電話、頂戴!!」
「ウン」
私は、早退した
入学して、もう2度目
瀬奈が、心配そうに玄関にきた
「私…」
「学校辛いのか?」
「友達が出来た…」
「そうか… え? 友達? 宮原君?」
「女の子、成美ちゃん」
瀬奈の喜びようは、凄かった
友達出来たリエ
撮影会になった
ナンデ?
夜、少しお話しをして、電話を切った
〝また、明日ね!〟
なんて、初めて言われたし、言った
くすぐったい気持ちだった
初電話のリエ撮影会もあった…