卒業までに、俺を好きになってくれないか
翌日



加藤と慧の働きかけで

和久井さんと加藤は、廊下側の1番後ろに
並んで席替えした


和久井さんは、ナニが好きなんだろ

サッカーとか見るのかな?


いいな…



和久井さんの隣が、心底羨ましい!




1限が終わると、慧が加藤のところへ

和久井さんと3人で、何か話をしていた




ムカツク



「琉聖!お昼一緒に食べない!?」

「俺、慧と食うから」



中川に冷たく言って逃げる



なんで、中川が隣なんだ



土曜日である今日、昼休みが終わると



クラス委員とか、班とか

色々決め事があるらしい




「お疲れ!」

トイレで時間を潰していると

慧が来た



本当に疲れている



「昼飯さ、和久井さんを誘ったんだけど」

「え!?マジか!!」

「断られた」

「なんだよぉ~」

「でも、勉強会の約束を取り付けた!」

「慧~!!マジで!!感謝する!!」

「琉聖って、女に困らなそうなのに
以外と世話が焼けるな
場所は、お前の家でいいだろ!?
優雅な1人暮らしなんだからな!」


「了解!!いつ?」


「今日」


「は!?何もねぇぞ…」


「いいよ!部活ねぇの今日くらいだろ?」






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