卒業までに、俺を好きになってくれないか
江梨奈
【江梨奈】
言えなかった……
隣に住んでるリエが
私だなんて
きっと
知れば、私を避ける
駅で可愛い女の子達が、宮原君を見て
きゃあきゃあ言ってた
病人が隣にいたら、悪い気がした
私は、宮原君が想ってくれているような
可愛い女の子ではない
電車を降りて、おばさんの家まで
トボトボ歩く
このまま帰れば、心配されちゃう
それくらい私は、泣いていた
どうして、私は
日本人なのに、日本人じゃないんだろう
「江梨奈!!」
おばさんとおじさんが、2人して
迎えに来てくれた
「うぇっええーーーーん」
2人にしがみついて
小学生のあの頃と同じように、泣いた
用意してくれていた夕食を食べることも
出来ず、お風呂に入っても泣いて
湯上がりのストレッチも泣きながらした
布団に入っても泣いた
言えなかった……
隣に住んでるリエが
私だなんて
きっと
知れば、私を避ける
駅で可愛い女の子達が、宮原君を見て
きゃあきゃあ言ってた
病人が隣にいたら、悪い気がした
私は、宮原君が想ってくれているような
可愛い女の子ではない
電車を降りて、おばさんの家まで
トボトボ歩く
このまま帰れば、心配されちゃう
それくらい私は、泣いていた
どうして、私は
日本人なのに、日本人じゃないんだろう
「江梨奈!!」
おばさんとおじさんが、2人して
迎えに来てくれた
「うぇっええーーーーん」
2人にしがみついて
小学生のあの頃と同じように、泣いた
用意してくれていた夕食を食べることも
出来ず、お風呂に入っても泣いて
湯上がりのストレッチも泣きながらした
布団に入っても泣いた