卒業までに、俺を好きになってくれないか
「宮原君!!
ご迷惑でなければ、これから私が
お弁当を作っていいですか?」


「いいの?マジ!?
超嬉しい!!!」



2年生になった春の遠足をきっかけに



お弁当を毎日作ってくれた



園芸の日は、練習が終わるまでいてくれて

サッカーの試合も観に来てくれた



部活のない日は、うちで5人で勉強
(中川が追加された)



夏祭りに行って、サイン攻めに遭ったり



とにかく、全て初めて尽くしの和久井さん



夏休み中は、加藤の家にお泊まり会をしたそうで、井澄さんがさみしいって
うちに来た


和久井さんが、素顔で普通に生活が出来るようになり


1年








2人きりで、デートがしたいと誘った




「よろしくお願いします」




相変わらずの畏まった返事



デートの日、迎えに行くと


初デートの撮影会してた




井澄さんがついてくると言い張ったが

和久井さんが「来ないで!!」って

止めた




初デートの行き先は








公園







ただ静かに、2人きりで

話がしたかった







「もう、慣れた?」

「うーん、まだ人の目が怖いかな」

「まぁ モデルだから、目立つもんな」

「そうぢゃなくて……
宮原君が目立つから……」



???
 


「女の子がきゃあきゃあ言ってるでしょ」

「和久井さん見て言ってるんだろ?」

「違うよ!宮原君がかっこいいから!!」

「///// っありがとう」

「///// イエ」








たくさん話をしたけど

ドキドキしすぎて

よく覚えてない








和久井さんと手を繋いで


帰った



2人して、顔が赤くて

目が合うと照れた





凄く、幸せいっぱいだ




ゆっくり







卒業まで







卒業してからも









ずっと一緒にいたいな












ゆっくりでいいから






俺を好きになってくれないか
























おわり















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