卒業までに、俺を好きになってくれないか
俺の部屋と同じような間取りなら

風呂であろう部屋に向かって叫んだ




ガチャッ     「なに?」




濡れた金髪がセクシーなのか

タオル1枚なのが、セクシーなのか


俺には、刺激が強い



「ネクタイが結べないんだって」


キョトンと俺を見た後

髪をタオルで上に上げる


「中に入って、椅子に座ってくれる?」


「おじゃまします」



椅子に座るとRieは
後ろから手を伸ばしてきた

シャンプーのいい臭い


「ここと、ここを持って…」


あまりにもわかりやすくて

1発で綺麗に結べた


「ありがとうございます!!!」








お隣の有名人2人のおかげで

無事に入学式を終えた









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