BattleLOVERS
「いただきまーす…」
喧嘩両成敗という事で孝太郎からケンちゃんグッズを返してもらいその代わり今度スイーツバイキングへ行くことへなった。
「ふふ、その玉子焼きはね砂糖を少し多めにしてあまーくしたのよ」
ニコニコと先ほどの鬼は消え目の前にいる母は嬉しそうに笑う。
「美味しいよ母さん」
「ふふ、そうでしょうそうでしょうあら、聡さん起こさないと」
そういうと時計を確認しながら立ち上がり母さんは寝室へと駆け足で入っていく。
「ふぁーあ、やあ明美さんおはよう」
聡さんこと、父さんは私達の自慢の父だ。
建築士でこんな裕福な時間を過ごせているのも父さんのおかげで…。
「ふふ、聡さん寝癖ひどいわよ~」
「はは、恥ずかしいところを見せちゃったな」
「聡さん、まだおはようの“あれ”がまだよ?」
「そうだったねおはよう明美さん」
ちゅ、と朝から私の母と父は朝の“あれ”
キスをし毎朝迎えている。
「ご馳走様」
「あら、もう行くの?」
食べたお皿を洗浄機にかけ棚に戻していると母さんが弁当を差し出す。
「いってらっしゃい撫子」
「うん行ってきます母さん」