BattleLOVERS

「あっそ」

バシッと林太郎の肩を叩く。

「照れんなよ撫子」

照れるとつい、手がでる癖は林太郎しか知らないことだと思う。

「また後でなー」

手を振りながら上の階へと上がって行く林太郎。

「ふう…」
今からが本番だ、教室の前でひと呼吸しガラッと中へと入る。

今から私はいつもの私へとならなければいけないから。
< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop