BattleLOVERS
「おはよ撫子ちゃん!」
「おはよー倉木」
私が教室へ入ると次次に挨拶が飛び交う。
おはよ、と挨拶をし椅子へ座ると私の周りに人が集まり。
「てかさ!倉木俺今日こそはあのカッパを驚かせてやるから見とけよ!」
「佐藤くんも懲りないね」
クスクス、とあくまで控えめに笑う。
「でもまさか撫子ちゃんが清水先輩の彼女なんて驚くよね~」
「あそれわかる!清水先輩人気あるのに彼女作らないと思ったら既にいるんだもん!」
清水先輩、清水林太郎は私の1つ上で
彼氏(仮)である。
そんな仮なことも私のこの性格も全部全部嘘なのに。