祓い屋!
光が消えた後

さっきまでの苦しいものが

まるでなかったように

体が軽く

透き通り消えそうな姿も

はっきりとしていた

驚いたのは

それだけでなく、小さな女の子が


妖契約の証である

木札を手にし子どもとは思えぬ

眼差しでこちらをみていた

「これからは我が椿の名の元に…」

ぽつりと呟いた言葉と

ともに床に絵と倒れこんだ
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