祓い屋!
「お前がここに来ると、藤次郎はわかってたのかな…藤次郎はずっとお前を気にかけてたのは事実だ。そこの絵があるようにな」

女の子に寄り添うように

黒い鳥は床に降り立ち

冷たくも感じるぶっきらぼうな話し方で

小梅に話しかけ

状況がすぐには理解できない

小梅に対し

絵が妖力の手助けになっていたこと

普通なら子どもができるわけない

妖契約を今まさにここで

自分と結んだことで

妖力が宿り木を離れても

保たれたこと


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