祓い屋!
「で?どういった内容だったんだ?」

ゴトゴトと電車に揺られながら

依頼場所へと向かい

人に化けたクロに

暑いのに帽子を

深く被った椿が隣に座っている

「これさぁ~変じゃない?小梅に絶対被るようにって強制的に持たされたんだけど」

「オレは依頼について聞いてるのだけどね?お嬢サン?」

長い足をもてあそぶようにして

組み直すクロ

「この前話したじゃない!また聞いてなかったの?」


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