祓い屋!
籐次郎は椿の祖父

籐次郎のそばにいたクロは

孫である椿が生まれた時からの

唯一の友であり家族である

「またおじいちゃんの話?そっからまた自分の大妖怪時代の話するんでしょ?」

「なんだ?聞きたくないと?」

クロの話は大抵祖父の話

大妖怪〈自称〉だったのに

祓い屋である我が家にいる理由って

気にならないわけないけど…

始まると長いんだよなー

椿がウンザリ顔で黙っていると

窓から一枚の紙がヒラヒラと

入ってきた
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