祓い屋!
「お嬢さんよ!いつまでダラダラやる気だ。それでこいつをどうするんだ?」

フェンスから下りて椿の肩に下りてきたクロ

「あなたの事情は分かった!この地を治める気があるのよね?それにはヒトの精気がいる!」

頷くことなくじっと椿と向き合い

微笑を浮かべる

「クロ…決めたわ。今回は見逃す!」

やれやれという表情でも

椿の決断をわかっていたと言いたそうなクロに向かってニッコリと微笑む椿

その様子を黙ってみている半妖

「やっぱあんたオカシイ…「あっ!ちょっと」

そう言い終えないうちに

がたっと膝をついて半妖が陣の中に倒れこんだ
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