カタブツ上司に愛された結果報告書
「田中さんと美海ちゃんが別れることは、絶対ないと思っているから。それどころか近いうちに結婚すると信じておりますから」
「灯里ちゃん……」
笑顔で言ってくれた彼女の左手薬指には、眩しいくらいのダイヤモンドがあしらわれた指輪がはめられている。
結婚してからというもの、可愛かった灯里ちゃんは綺麗になったと思う。
そして幸せオーラを感じてしまう。
きっと今、幸せな毎日を送っているんだろうな。
「それはありがとうございます。……私も灯里ちゃんみたいになれるかなぁ」
ポツリと不安を漏らしてしまうと、すぐに灯里ちゃんは答えてくれた。
「当たり前じゃない! 田中さん見れば一目瞭然じゃない。美海ちゃんのこと大切で仕方ないって伝わってきちゃうもの」
「そっ、そうかな?」
「そうだって」
力説されるも、そこは自信持って「そうだよね!」とは言えない。
けれど少しだけは自信持って言える。
田中さんが私を大切に想ってくれていると、何度も感じられているから。
「灯里ちゃん……」
笑顔で言ってくれた彼女の左手薬指には、眩しいくらいのダイヤモンドがあしらわれた指輪がはめられている。
結婚してからというもの、可愛かった灯里ちゃんは綺麗になったと思う。
そして幸せオーラを感じてしまう。
きっと今、幸せな毎日を送っているんだろうな。
「それはありがとうございます。……私も灯里ちゃんみたいになれるかなぁ」
ポツリと不安を漏らしてしまうと、すぐに灯里ちゃんは答えてくれた。
「当たり前じゃない! 田中さん見れば一目瞭然じゃない。美海ちゃんのこと大切で仕方ないって伝わってきちゃうもの」
「そっ、そうかな?」
「そうだって」
力説されるも、そこは自信持って「そうだよね!」とは言えない。
けれど少しだけは自信持って言える。
田中さんが私を大切に想ってくれていると、何度も感じられているから。