カタブツ上司に愛された結果報告書
そこで思い切って相談してみたのだ。
私と田中さんの今の関係を。
もちろんそこはオフレコで私の友人が……という設定で話した。
真由子さんはうどんを啜りながら、話を続けた。
「だって付き合ってくれって言われて一週間経つっていうのに、挨拶を交わすだけだなんて、付き合っているって言える?」
「そっ、それは……!」
ごもっともなお話に、箸を持つ手が止まってしまう。
「第一相手は三十を超えた男なんでしょ? 普通はさ、付き合い始めた日にヤッちゃうものじゃないの?」
ヤッ、ヤッちゃう!?
昼時に出していいものじゃない単語に、ギョッとし箸をテーブルに落としてしまった。
けれど真由子さんは、そんな私に気づく様子もなく言いたいことを言っていく。
「美海ちゃんの友達には悪いけど単刀直入に言って、からかわれたとしか言いようがないわね。付き合って一週間なんて、一番ラブラブな時期じゃない。仕事なんて手に尽かなくなるものじゃないの?」
私と田中さんの今の関係を。
もちろんそこはオフレコで私の友人が……という設定で話した。
真由子さんはうどんを啜りながら、話を続けた。
「だって付き合ってくれって言われて一週間経つっていうのに、挨拶を交わすだけだなんて、付き合っているって言える?」
「そっ、それは……!」
ごもっともなお話に、箸を持つ手が止まってしまう。
「第一相手は三十を超えた男なんでしょ? 普通はさ、付き合い始めた日にヤッちゃうものじゃないの?」
ヤッ、ヤッちゃう!?
昼時に出していいものじゃない単語に、ギョッとし箸をテーブルに落としてしまった。
けれど真由子さんは、そんな私に気づく様子もなく言いたいことを言っていく。
「美海ちゃんの友達には悪いけど単刀直入に言って、からかわれたとしか言いようがないわね。付き合って一週間なんて、一番ラブラブな時期じゃない。仕事なんて手に尽かなくなるものじゃないの?」