カタブツ上司に愛された結果報告書
ごくりと生唾を飲み込み、恐る恐る綺麗に折りたたまれた紙を開いていく。
まず目に飛び込んできたのは、綺麗な字で書かれた田中さんの連絡先。
これでいつでも彼と連絡を取ることができるかと思うと、嫌でも頬が緩んでしまう。
けれど文字を追っていくたびに、緩みは消え失せていく。
「……なにこれ」
そこに書かれていたのは、彼の言う通り【注意事項】だった。
その壱。会社では今まで通りでお願いします。
その弐。私達のことは、誰にも話さないようにしてください。
その参。申し訳ありませんが、私の優先事項は仕事と代表です。ご了承ください。
まるで業務連絡のように書かれていた内容に、愕然としてしまう。
田中さんのこと大好きだ。
ロボット人間なんて会社の人に呼ばれていようと、私にとって彼は好きな人。
けれど、これにはさすがに会社のみんなに賛同するしかない。
付き合う上で注意事項と銘打ってこんなものを突き付けてくる田中さんは、間違いなく“ロボット人間”だって。
彼とやっと付き合えていると実感できたものの、一抹の不安を覚えるのであった。
まず目に飛び込んできたのは、綺麗な字で書かれた田中さんの連絡先。
これでいつでも彼と連絡を取ることができるかと思うと、嫌でも頬が緩んでしまう。
けれど文字を追っていくたびに、緩みは消え失せていく。
「……なにこれ」
そこに書かれていたのは、彼の言う通り【注意事項】だった。
その壱。会社では今まで通りでお願いします。
その弐。私達のことは、誰にも話さないようにしてください。
その参。申し訳ありませんが、私の優先事項は仕事と代表です。ご了承ください。
まるで業務連絡のように書かれていた内容に、愕然としてしまう。
田中さんのこと大好きだ。
ロボット人間なんて会社の人に呼ばれていようと、私にとって彼は好きな人。
けれど、これにはさすがに会社のみんなに賛同するしかない。
付き合う上で注意事項と銘打ってこんなものを突き付けてくる田中さんは、間違いなく“ロボット人間”だって。
彼とやっと付き合えていると実感できたものの、一抹の不安を覚えるのであった。