カタブツ上司に愛された結果報告書
それでも灯里ちゃんから向けられる視線が痛い。
「灯里ちゃん……?」
耐え切れず再度問いかけると、私をまじまじと見つめたまま聞いてきた。
「ごめん、いまだに信じられなくて」
「え、信じられないってなにが?」
意味が分からず首を傾げてしまうと、灯里ちゃんは控室にいる周りの人達に聞こえないよう、声を潜めた。
「美海ちゃんと田中さんが付き合っているってこと」
「……は?」
着替えをしていたものの途中で止まってしまい、これでもかってくらい目を見開き灯里ちゃんをガン見してしまう。
すると彼女はちょっとだけ舌を出し、クスリと笑った。
「ごめんね、これでも高校生のときから田中さんのこと知っているから、些細な変化にも気づけちゃったの」
「え……えっとその……」
誰にも内緒の社内恋愛――だったはずなのに、まさか一番バレたらマズイ代表の妹である灯里ちゃんに知られちゃうんなんて……っ!
頭の中は混乱しっぱなしで、うまく口が回らない。
「灯里ちゃん……?」
耐え切れず再度問いかけると、私をまじまじと見つめたまま聞いてきた。
「ごめん、いまだに信じられなくて」
「え、信じられないってなにが?」
意味が分からず首を傾げてしまうと、灯里ちゃんは控室にいる周りの人達に聞こえないよう、声を潜めた。
「美海ちゃんと田中さんが付き合っているってこと」
「……は?」
着替えをしていたものの途中で止まってしまい、これでもかってくらい目を見開き灯里ちゃんをガン見してしまう。
すると彼女はちょっとだけ舌を出し、クスリと笑った。
「ごめんね、これでも高校生のときから田中さんのこと知っているから、些細な変化にも気づけちゃったの」
「え……えっとその……」
誰にも内緒の社内恋愛――だったはずなのに、まさか一番バレたらマズイ代表の妹である灯里ちゃんに知られちゃうんなんて……っ!
頭の中は混乱しっぱなしで、うまく口が回らない。