電話番が一番偉そうな探偵事務所
「も、勿論です。僕は、この日が来るのを夢見て勉学に励んで来ました。1日でも早い勤務…大歓迎です」

そう言って立ち上がった僕を見た彼は仏の様な笑顔を浮かべ静かに立ち上がりざま手を差し出し。

「私はねぇ〜キミの様なヤル気に溢れた若者を待っとったんじゃよ」

と言って僕の手を両手で握りしめて来た。

所長の手を通し伝わる温もりは僕に流れる血を沸き上がらせた。

この小さな探偵事務所での出会いは世の中の凶悪犯罪に決して小さくは無い波動を伝える。

そう信じる事が出来る。

そんな確信を僕にもたらせた事件だったんだ。
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