電話番が一番偉そうな探偵事務所
「待って下さいよ…小林さ〜ん」

「誰も付いて来いやら言うとらんめぇ」

何故、僕が小林の後追いかけているか…

大宮さんも彼女に関わるなって言ってたけど、彼女は事務所一の実力者

何をするにしても彼女を味方に引き込まないと…

これは一種の賭けだ。

それにしても…小林さん歩くの速い。

「だから待って下さいよ〜可愛い後輩なんですよ。ちょっとは、構って下さいよ」

「可愛いのは、あたしでアンタは十人並の普通のお坊ちゃんやろが」

どうも彼女は僕に合わせる気なんてこれっぽっちも無いらしい
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