あなたに出逢えて……
「私もよく考えてみたの。確かに輝くんと真心が付き合ったこと知った時は、むかついたし真心のこと憎んだ。でも先に告白したのは彼だし・・・。私も潔く諦めるべきだった」




懸命に真実は話す。





「彼が私のことを好きにならないはずだよね。真心のこと悪く言ってるし・・・」






「真実・・・」



「あれから輝くんに何度もアタックしたんだけど・・・全然振り向いてもらえなかった。そのショックのせいで真心に対して酷い事言ってしまってごめんね?」



「真実!」



私はもうたまらず、真実に抱きついてしまった。



「真心?」



「もういいよ。私ね、真実とずっと和解したかった」
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