短編集『明日になったら死ぬほど面白いコメディ思いつくかもしれない。』
斎藤「名言を言って、安心させてくれるんじゃないのか!」

おばけ「はうあっ。あうちっ、そうでした~~」

斎藤「よろしくお願いしますよ~~。この、人生の喪失感、ハンパにゃあンですから~~」

おばけ「ですよね。」

斎藤「分かる?分かっておなんさる?(涙ぐんで)」

おばけ「痛いほどに。。嘘泣きでしょ、これ」

斎藤「バレた。」

おばけ「バレバレですわぃ。」

斎藤「それでは、あスミマセン。よろしうに、お願いしまっさかい。」

おばけ「人生、無駄にしましたな~~」

斎藤「同じやないかいっ!」

おばけ「同じです。」

斎藤「あのねぇ。」

おばけ「かぶせというヤツです。ハイいわゆるひとつの」

斎藤「やかましいわ。」

おばけ「こんな言い合いしてる間にも、貴重な日曜日は、どんどん過ぎてゆくわけで…」

斎藤「お前、なんで出て来たンだよっ」

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