神様になりました 2
「……絶対信じてないだろ」
図星を指されたアルムだが、はははっと笑い親が子供を見守る様なそんな目で優雨を見つめた。
その目を見て優雨も言うに言えなくなりグゥッと押し黙る。
「アルムなんて嫌いだ…」
思ってない事をぼそりと呟く優雨。
本心ではそう思っていないもの、この不満な思いを消せずついこんな事を口走ってしまった。
無論、アルムも優雨が本心で言った事では無いと重々承知している。
アルムは本当に子供を持ったかの様な気持ちになり、またははっと小さく笑いを零した。