神様になりました 2
「レインティルシールド!!」
上級とは思えないその威力に驚きを隠せないといった表情を見せつつも、最上級の光属性を唱えた古宮。
普通はここで怯えて逃げるかするのに逃げずにシールドを張ったのは良い選択だな。
でも、そんなに僕の魔法は甘くない。
最上級如きの魔法でね、壊れないんだよ?
ピキピキ
音を立て割れ始めるシールド。
光のカケラがパラパラと空に散る。
「何で防げないの⁉︎」
なんて発現しながらもまた魔法を唱えた古宮。
「ジルレインティルシールド」
先程の魔法の一段階上の魔法
光属性最上級上位魔法
パリンと割れたシールドの直後に張った強化されたシールド。
なんとか間に合ったみたいだ。
「間に合ってよかったね。」
僕はぽつり、呟いた。