空にとけた青



「 私も、変わらなきゃ 」


ポケットから、

スマートフォンを取り出す。

そしてゆっくり、

彼のラインを開いた。

一文。


『 今度会うときは、お話をしませんか 』


ほんの少しの勇気。

私の心の曇り空に、

郁先輩の笑顔が爛々と輝いていた。




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