桜色タイムカプセル
9時前の、リビングでただただパソコンを見つめている私。



その周りを囲む、両親。



1週間前、私は自分の実力を出し切った。



だから、別に残念な結果でも、私は全てを受け入れるつもりだ。



結果発表まで迫ってきている。



受験番号を入れ、クリックする。



9時ジャスト。



私と両親は、手を組み祈り出す。



「あ、あ………!!」



「さくら……」



お母さんの涙声が、私にまで移ってしまいそうだ。



「お、母さ」



「おめでとう。さくら」
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