桜色タイムカプセル
私の目の前には、霊安室と書かれた部屋があった。



「きい姉さん、ここは間違ってますよね」



「見てやって。無様な姿。辛いかもしれないけど、見てやって……」



きい姉さんの目は、冗談なんかじゃなく真剣な目だった。



きい姉さんの目は、赤く腫れ上がっていた。



私の脳内は、最悪なことしか思い浮かばない。



かいくんは生きてるよ。



ドッキリ大成功っ!って言って、みんなを呆れさせるよ。



扉を開けて、私たちは足を踏み入れた。
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