桜色タイムカプセル
その後、かいくんは霊柩車に乗せられて行った。



私たちもその後を追っていく。



かいくんの家族の後ろに、私たち3人は立っていた。



かいくんはたくさんの人に見守られながら、ゆっくり、ゆっくりと空に登っていった。



あの灰色の煙に導かれて、あの空の上に登っていった。












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