桜色タイムカプセル
私は詰まっている食道部分を、拳で叩き落ち着かせた。



「す、すいません」



腕についている新品な時計とにらめっこしながら、私は急いで学校まで走った。



学校前に貼られているクラス表に目を通し、急いでクラスまで走る。



クラスに着いた時間は、時間すれすれだった。



セーフ……。



乱れている息を整え、席に着いた。



担任は変わらず去年と同じ。



若い男教師で、学校の人気者。
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