桜色タイムカプセル
彼はそのまま私の隣の席に座って、また豪快に笑った。
「ケガ、なかった?」
「あ、はい。こちらこそすみませんでした……」
彼はぶつかった自分のことよりも、倒れてしまった私のことを気にしてくれた。
なんだ、見かけによらず優しいのか。
少し印象が変わったかな。
「改めてだけど、1年間よろしくなっ」
手を差し出してきたかと思えば、強制的に私の手を握った。
「こ、こちらこそ、よろしくお願いしますっ……」
私がそう言うと、また彼は豪快に笑った。
「ケガ、なかった?」
「あ、はい。こちらこそすみませんでした……」
彼はぶつかった自分のことよりも、倒れてしまった私のことを気にしてくれた。
なんだ、見かけによらず優しいのか。
少し印象が変わったかな。
「改めてだけど、1年間よろしくなっ」
手を差し出してきたかと思えば、強制的に私の手を握った。
「こ、こちらこそ、よろしくお願いしますっ……」
私がそう言うと、また彼は豪快に笑った。