桜色タイムカプセル
私はひとりでに、うんうんと頷いた。
「それでは、迷路となった肝試し会場を脱出できた人がいける幻のメイド喫茶、という設定でいいですか?」
いいでーす、となんとも元気な返事が返ってきた。
そんな壮大な設定、この狭い教室でできるんですか……?
「で、ちなみに場所は………」
あ、もう決まってたんだね。
「生徒会長のコネで、ここのクラスと隣のクラスを借りることができましたー!」
わざわざ呼んでもいない我がクラスの生徒会長が、突然立ち上がりお辞儀をした。
みんなバラバラに、生徒会長に向けて拍手をする。
「それでは、迷路となった肝試し会場を脱出できた人がいける幻のメイド喫茶、という設定でいいですか?」
いいでーす、となんとも元気な返事が返ってきた。
そんな壮大な設定、この狭い教室でできるんですか……?
「で、ちなみに場所は………」
あ、もう決まってたんだね。
「生徒会長のコネで、ここのクラスと隣のクラスを借りることができましたー!」
わざわざ呼んでもいない我がクラスの生徒会長が、突然立ち上がりお辞儀をした。
みんなバラバラに、生徒会長に向けて拍手をする。