【短】極上ネギ塩タン 2000円
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ペテン師、詐欺師、いかさま師~~
明日、お金なんて返しに来る訳ないじゃん!
あのオッサン、
ちょ~ムカつくよ~~
辺り見渡したけど、もうどこにもいなかった。
響くん、あんた馬鹿じゃない?……………
なんて言える訳もなく……。
だって……もしも、もしもよ、本当に返しに来たら………
私……響くんの事、信じていなかった事になるし…………。
2000円か………
もう直ぐ私の誕生日なんだよね。
その金額ってプレゼントにも影響するじゃん!……って事は、私も被害者って訳?
「流奈、じゃなぁ♪」
隣のクラスの響くんは、私にニコッと笑みをくれ、教室に消えた。
人を信じる事しか知らない響くん……。
それとは全く正反対、ちょっとだけ不純な私は、誕生日プレゼントはいったいどうなんのよ~
……って、自分の欲得の事ばかり考えてた。
明日の夕方6時、コンビニ前?ケーキ付き?
あのオッサンは、
99.9999999%来ないんだからっ!