私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~
「は?」
なに余計なこと言ってんですか、と思ったが、どうも親切のようだった。
「いやあ、お前、芹沢とはキスした仲じゃないか。
すごいじゃないか、『彰人さま』と」
とにやにや笑っている。
「大出世だな」
と言われ、何処からっ? なににっ? と思った。
「なんで課長まで知ってるんですかっ」
「いや、常務まで、みんな知ってるが」
という衝撃的な事実を聞かされる。
何故、私などとは関係のない役員の方までっ。
「いや、なかなか似合いなんじゃないか? お前と芹沢」
この人の目は腐っている……。
第一、あの男の目には、私は猫にしか見えていないようなんですが、と思いながら、
「あれは、罰ゲームですよ、罰ゲームっ」
と言ったのだが、言い終わらないうちに、
「芹沢ー」
と仲間は、廊下を歩く彰人を勝手に呼んでいる。
わあああああっ。
こっち向いたじゃないですかっ、と小春は、仲間の陰に隠れた。
なに余計なこと言ってんですか、と思ったが、どうも親切のようだった。
「いやあ、お前、芹沢とはキスした仲じゃないか。
すごいじゃないか、『彰人さま』と」
とにやにや笑っている。
「大出世だな」
と言われ、何処からっ? なににっ? と思った。
「なんで課長まで知ってるんですかっ」
「いや、常務まで、みんな知ってるが」
という衝撃的な事実を聞かされる。
何故、私などとは関係のない役員の方までっ。
「いや、なかなか似合いなんじゃないか? お前と芹沢」
この人の目は腐っている……。
第一、あの男の目には、私は猫にしか見えていないようなんですが、と思いながら、
「あれは、罰ゲームですよ、罰ゲームっ」
と言ったのだが、言い終わらないうちに、
「芹沢ー」
と仲間は、廊下を歩く彰人を勝手に呼んでいる。
わあああああっ。
こっち向いたじゃないですかっ、と小春は、仲間の陰に隠れた。