私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~
……わからなかったんだな、と思っていると、彰人はステープラーでおのれの肩を叩きながら、
「俺がこいつを好きかどうかはともかくとして。
こちびはうちの猫だ。
付き合いたい奴はまず、俺に言ってこい」
と言ってくる。
待てっ。
言ってくれば、付き合ってもいいのか? と目をむいてしまう。
井川もそう思ったようで、
「じゃあ、僕が小春ちゃんと付き合いたいと言ったら、付き合ってもいいってこと?」
と訊いていた。
真正面から訊かれ、さすがの彰人も詰まっていたが。
「そんなこと小春が了承するわけない」
と言ってくる。
「そんなことわかんないじゃないですか」
思わず、そう言うと、
「じゃあ、お前、井川と付き合うのか?」
といつものように上から見下され、
「いいですよ」
と小春も負けじと腕を組み、彰人を威嚇するように見上げてみた。
「俺がこいつを好きかどうかはともかくとして。
こちびはうちの猫だ。
付き合いたい奴はまず、俺に言ってこい」
と言ってくる。
待てっ。
言ってくれば、付き合ってもいいのか? と目をむいてしまう。
井川もそう思ったようで、
「じゃあ、僕が小春ちゃんと付き合いたいと言ったら、付き合ってもいいってこと?」
と訊いていた。
真正面から訊かれ、さすがの彰人も詰まっていたが。
「そんなこと小春が了承するわけない」
と言ってくる。
「そんなことわかんないじゃないですか」
思わず、そう言うと、
「じゃあ、お前、井川と付き合うのか?」
といつものように上から見下され、
「いいですよ」
と小春も負けじと腕を組み、彰人を威嚇するように見上げてみた。