私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~
「しませんっ」
と言ったあとで、
「ついでになんかしませんよーだ」
と言ってやると、彰人は、
「ついでじゃなかったらいいのか」
と言う。
いやいやいやー、と小春はベッドの中でじたばたとした。
「そうじゃなくてですねっ」
と反論しようとした小春をどうやらからかっているだけらしい彰人は布団から引きずり出し、自分の上に乗せてみていた。
「うちの猫はこうやって布団の上に。
重いな……」
「だから……人間ですからね」
すると、彰人は少し考え、小春を布団に入れると、上に乗ってみたようだ。
「重たい重たいです、芹沢さん」
彰人は少し小春の上から退くようにして、頬杖をつき、
「彰人だ」
と言ってくる。
「お前、うちの猫なのに、芹沢さんはおかしいだろう。
こちび、お前の名前も、芹沢こちびだ」
……動物病院みたいになってきたな、と思う。
確かに、あそこでは、猫が飼い主の名字をつけられ、呼ばれている。
と言ったあとで、
「ついでになんかしませんよーだ」
と言ってやると、彰人は、
「ついでじゃなかったらいいのか」
と言う。
いやいやいやー、と小春はベッドの中でじたばたとした。
「そうじゃなくてですねっ」
と反論しようとした小春をどうやらからかっているだけらしい彰人は布団から引きずり出し、自分の上に乗せてみていた。
「うちの猫はこうやって布団の上に。
重いな……」
「だから……人間ですからね」
すると、彰人は少し考え、小春を布団に入れると、上に乗ってみたようだ。
「重たい重たいです、芹沢さん」
彰人は少し小春の上から退くようにして、頬杖をつき、
「彰人だ」
と言ってくる。
「お前、うちの猫なのに、芹沢さんはおかしいだろう。
こちび、お前の名前も、芹沢こちびだ」
……動物病院みたいになってきたな、と思う。
確かに、あそこでは、猫が飼い主の名字をつけられ、呼ばれている。