私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~
すぐに腰を下ろした彰人は、もう自分の罰は済んだという顔で、メニューを見て、隣に居た井川滿(いがわ みつる)に、アメリカンドッグが食べたいなどと平和なことを抜かしていた。
滿は、苦笑いして、彰人と自分を見ていたが、あまりにも彰人が平常と変わらなかったので、そのうち、二人でアメリカンドッグを頼んでいた。
おねえさまがたも最初は、なんだかんだ言っていたが、すぐに、けろっと忘れたように、酒を呑み、笑っていた。
そう。
みんなにとっては、こんなのただのゲームだ。
でもあの……
でもあの……
私、これがファーストキスだったんですけどーっ!?
だが、この年で初めてだとか、ちょっと言いづらく、
彰人になど言おうものなら、
『今までしてない方が悪いだろう』
と流されそうなので、文句も言えなかった。
呪ってやる〜っ。
私にだって、いろいろファーストキスには夢があったのにっ。
こんな場所で、こんなみんなが見てる目の前でっ。
恥じらいも照れもなく、あっさりと済まされていいものではなかったはずだっ。
滿は、苦笑いして、彰人と自分を見ていたが、あまりにも彰人が平常と変わらなかったので、そのうち、二人でアメリカンドッグを頼んでいた。
おねえさまがたも最初は、なんだかんだ言っていたが、すぐに、けろっと忘れたように、酒を呑み、笑っていた。
そう。
みんなにとっては、こんなのただのゲームだ。
でもあの……
でもあの……
私、これがファーストキスだったんですけどーっ!?
だが、この年で初めてだとか、ちょっと言いづらく、
彰人になど言おうものなら、
『今までしてない方が悪いだろう』
と流されそうなので、文句も言えなかった。
呪ってやる〜っ。
私にだって、いろいろファーストキスには夢があったのにっ。
こんな場所で、こんなみんなが見てる目の前でっ。
恥じらいも照れもなく、あっさりと済まされていいものではなかったはずだっ。