君までの距離は。


休み時間になると彼の机の周りが急に騒がしくなった。


小心者の私は女子のグループに入ることが出来ず、机につっ伏す。

まあ、仲良くする人なんて作るつもりないけど。


でも、いいなぁ

と、片目でのぞきながら彼の方を見る。



あ、まただ。

また目が合った。


今度は私からそらした。

綺麗な顔で見られたのが恥ずかしかったから。


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