いとでんわ~君と繋がる赤い糸~
私は、疑問をぶつけてみた。



「でも、どうして、糸電話なの?
それに、赤い糸電話って」


「糸電話の方が花菜聞こえやすいと思って
それに……」


「それに?」



目をそらした。



「運命の赤い糸って言うだろ」



耳まで真っ赤にしていた。



「なにそれ、フフッ」


「なっ、一生懸命考えたのに」


「フフッ、フフフ」


「でも、花菜の笑顔見れたからいっか」



なんで、そういうことさらっと言うのよ!

恥ずかしいじゃん。

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