ハルを愛でる。
部活の後、先生に呼ばれたリキ。
ハル君は、先に帰ってリキの部屋で待ってる事になったんだけど・・。
隣の部屋から泣き声が聞こえて来て、気になって・・私の部屋に来たらしい。
ハル君は、私の隣で、私の話を聞いてくれて、私を慰めてくれて、私を笑わせてくれた。
それから、ハル君と私はメル友になって、たまに電話で話したり、リキと3人で遊ぶようになって・・。
10月。
文化祭間近のある日、委員会のあるリキを置いてサッサと我が家に帰って来たハル君は、いつものように私と部屋で過ごしていたんだけど・・。
急に静かになって、それで。
「サクちゃん、オレね、サクちゃん大好き。だから、サクちゃんと付き合いたい。ね?オレの彼女になって?」
頭をコテンと倒して、はにかんだ笑顔でそう言うハル君がカワイくてカワイくて・・。