もっと聞かせて うっとり酔わせて
俺は瑠花に新吾を

新吾に瑠花を紹介した。

新吾は気さくにしゃべり出した。

「千葉先輩とはあちこちに潜りに行ってるんです。もし良かったら今度ご一緒しませんか?」

「すみません。私ダイビングはできないです。」

「先輩に指導してもらえばバッチリですよ。」

「潜るなんて無理です。私、水が怖いんです。」

「それは残念。お気を悪くしたらすみません。」

「いいえ、大丈夫です。」

「コーヒーお代わりしてくださいね。ごゆっくりどうぞ。」

「ありがとうございます。」

瑠花は新吾ににっこりと笑いかけて

カップにミルクを注いだ。

「美味しいです。」

「ハワイコナです。」

「初めて飲みました。」

新吾がテーブルから立ち去り

コーヒーの香りを嗅ぎつつ俺も一口飲んだ。

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